【WS】8電源かぐやの話

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尋常ではなく更新をサボってました。
どうせアサルトリリィ使うんだしそれまでに大会もないしでモチベがかなり低くウマ娘ばっかりしてたのもあります。
というわけでアサルトリリィ発売前にメインデッキの総括でもしておこうかなという記事です。

店舗決勝が延期してなかったらこれ使ってました。

 

デッキリスト

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今回は採用カードの解説とかって感じではなく、かぐやで何故8電源を選んだのかとか2/2についての話とかをメインに書くのでデッキ解説ではなく思考を垂れ流す記事になります。

 

デッキ選択

メタ読みとかのちゃんとした理由は実は無く、現環境のデッキで最も納得のいくものであるからです。
わりとギリギリまで音姫と有咲に拘ってたのですが、使ってた中で明らかに勝率が安定しており、勝ちがイメージしやすかったので情のデッキ選択で気分悪くなるよりはいいかと思いました。
タイトル自体も明確な欠点や不利対面が無いことや、過去に得意だったデッキと傾向が似ているためわりと積極的に使いたいと思える選択でした。


CX構成

かぐやのCX構成として候補に挙がるのは扉電源、枝扉、8電源、宝枝、門扉あたりでしょうか。
プールに存在するカードはどれも強力ですが、実は目立つカードを同時には活かしきることはできない調整がされています。
「貫く信条 御行」は単体で一気に有利状況を作れるだけの超パワーカードですがそれなりに制約があります。

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・早出し条件が控えCX2枚以下
・色が緑
・経験4要求
・多面早出しヒールが青

経験は1で赤を発生する場合レベル2を置くことを前提にはできないので、1か3を置くことになります。

1を置いた場合セカンドカラーのレベル3を置くことになりますが、ここで御行自身を置く場合2枚以上の採用をした上で1ゲーム中の使用機会の少ないこのカードのためだけに経験4の達成を目指すことになります。

セカンドカラーが緑の場合は自然に達成できるように見えますが実は緑で採用するレベル3は早出し2種であり、どちらも強力ではありますが複数採用はしにくいカードです。

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また、セカンドカラーに緑を取ること自体がそもそも難しく、下が電源の場合はセカンドカラーは青、枝の場合はそもそも1での発生が黄色など扉連動かぐやと組み合わせにくい要素が実はかなり多いのです。

これを解決しているのが枝宝の構成であり、経験達成のために構築を歪めず、控えCX2枚以下の条件のための山管理も「ラブ探偵」で行えます。

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もちろん扉型でも御行の運用はできますが、見た目以上にデッキ構築が窮屈になり、赤青発生に「天才たちの真剣勝負 圭」を手からクロックに置いて御行の早出しなんて、失うデッキスロットやダメージにリターンも安定感も見合っているとはとても思えませんでした。

かぐや屈指のパワーカードは御行であると考えていたので、上記の問題から枝宝または枝扉で考えていました。

ですが、これら2つの型は御行への依存度が非常に高く、早出しの失敗または足立での処理が非常に重くのしかかってきました。
早出し2面やレベル2かぐやでの誤魔化しも消費がかさむ上に色基盤の不安定化を招くため、なかなか納得がいきませんでした。

これらのことから「御行は単体で見れば最強クラスのパワーカードだが、デッキの総合力自体を下げてしまうカードであり、かぐやのカードプールを考えれば使わない方が安定した勝率を確保できる」という考えに至りました。


扉電源か8電源か

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やっと本題っぽいとこまで来れました。
電源絡みのかぐやは8電源と扉電源と6電源2扉があります。
主流なのは最近のオンライン大会で勝ってる4枚ずつの扉電源でしょうか。
元々自分は扉電源デッキが好きなので、かぐやは汎用性の高いカードも多く扉が強いことと扉連動がただ強なことから4扉4電源から入りました。

扉電源は特定のタイミングで特定のキャラを着地させることに長けていますが、実はかぐやは手札の質は「勇気を与える 愛」で担保されることと着地させるキーカードは御行を採用していなければcipが特にないものばかりで、手札を経由せず電源で出した方が強いということに気付きました。

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また、道中の扉は張っても特別強くなく、朝礼と合わせても盤面のキャラが減って返しのラインが下がったり手札-1に見合ったリターンが提供されません。

6電源では扉連動が1回で相手をゲームエンドに押し込むものではなく連打して強いタイプのため道中で扉を抱えるより山優先で返した方が強いことが多いです。
そのため、3での攻防で上から都合良く引いた扉が強いのに扉の枚数が2枚という歪な構成になり、これはないなと思いました。

ここまで回してきたゲームを振り返って扉連動かぐやってそもそも連動しなくても強くない?に辿り着いたのでキャンセル、手張り、トリガーどの使い方をしても最もCXが強くなるかぐやは8電源であるという結論になりました。

扉電源は扉連動を最も強く使えますが、かぐやのプールでは扉であることの利点がそれほど大きくないことと、「春のひととき 四糸乃」などの環境に存在する強力な早出しメタが重いことや8電源デッキの増加によって扉電源デッキ自体の立ち位置があまり良くないことからボツとしました。

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2/2のキャラの選択

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かぐやの電源から出す2/2のキャラは2種類いて、11000のハーサカと10000手アンの優くんです。
今回はハーサカを採用していますが、何でなんっていうのを書いていきます。

個人的には、
 扉電源 → 10500①復帰>11000>手アン
 8電源 → 手アン>11000>10500①復帰
これについて書き出すと異常に長くなるので書きませんが、この優先度で考えています。

では何故8電源でハーサカを選択しているかですが、8電源で自分の考える手アン2/2の役割がかぐやのカードプールでは満たせないことがあります。
8電源は手札に特定のキャラを加えるトリガーがないため、引いたカードで戦うしかありません。
また、扉電源の1面捨てさせることを前提としたダメージレースとは違い、コスパでの勝負になるのでパワーが多少高いことよりも処理しにくさが重要になります。
これらのことから、引いた不要なカードを浄化してくれ、コスパに優れる手アンが最も優先度が高いと考えています。

かぐやは朝礼を手に抱え続けることに加えて貰ったダイレクト面に「至福の時 千花」を投げる動きが強いため手札に持っておきたいキャラが多いです。
これに加えて椎名拳や多面早出しヒールもあるため2/2の手アンで捨てる不要牌がそもそも少ないのです。
いろいろな場面で腐らないカードが多いというかぐやの強みと噛み合わないため、パワーの高い11000を選択しています。

これはデアラの2/2が10000手アンだったり、上位応援込みでの10500→12500に対して副会長込みで同値だったり椎名拳で弾けたり、8電源が多めの現環境でも活きる要素です。
青発生を安定させるという要素でも多少なり優位性があるため、このリストではハーサカが正解でしょう。

 

不利が少ないって言うけどデアラは?

不利対面はほぼいない(特別有利な相手もいない)と考えていますが、デアラだけは"理論上"不利です。

理論上と言ったのは、きつい要素が主に四糸乃だからです。

相手が対応を間違えなければ四糸乃はかなり重くなりますが実戦値で見れば微不利程度に落ち着くと思います。

動きを四糸乃にどれだけ寄せるのかというのはこちらが8電源なのか扉電源なのかで変わってくるため、かぐやは序盤でどちらなのか判断がつきにくく実際の理論通りに大きく不利が付くことはなかなかないと考えています。

圭を絡めたテンポゲームを仕掛けることもでき、こちら側がデアラについてしっかりとわかっていればやれる事はかなり多く、デアラ側は有利ではあるもののかなりめんどくさい事になります。

乱暴な言い方をすれば上手くないデアラはきつくない、ということです。

 

椎名多ない?

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2のリストが多いイメージなので一応書いておきます。

1つは即座に控えに触る手段がないため、朝礼で持ってきたい時に持って来れるように山にある確率を上げるためです。

これに加えてそもそも椎名は3ストック使うので面を弾きながら使わないこともあると考えると、ストックを払って持ってくる動きはかなりやりたくありません。

メインの動きで使っていくカードは他の枠で充分確保できているため素引きの期待値を上げています。

ストックを払って持ってきたくはないので電源連動の島風を使えた時は基本的に椎名か早出しヒールを持ってくることになります。

 

まとめ

今回は採用カード1枚ずつ解説するみたいな感じではなく、ある程度かぐやを触ったことある人向けな感じにしてみました。

かぐやはいろいろ弄った結果、数ある魅力的な要素をどれだけ削ぎ落として最適化できるかというタイトルだなと思いました。

派手に強い要素を減らすことはかぐや特有の枠の節約とも噛み合っており、朝礼の強さも相まって椎名のような素引きしたら強いカードを多投して再現性を上げつつ上振れが起こりやすくするということが実現できます。

かなり良いタイトルなので正解も複数あり、アサルトリリィ次第では発売後も付き合っていくことになると思います。

書きたいこと書けたので終わりです。

またクソ長い文章を読んでくれてありがとうございました。